轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【12】今週のマンガ (2023/8/11購入分)

こんにちは。キセキです。

 

今回は帰省時に寄った秋葉原アニメイトで購入した作品の紹介。秋葉原アニメイトはTLをあんまり置いてないというのが最近の発見です。ところで、お盆は実家で記事を書き進めようと思っていたのですが、全然時間が取れませんでした。9月は頑張って更新するつもりです。

 

それでは、2023/08/11に購入したマンガの紹介と感想です。

(下地はアニメイトのレジ袋)

 

「怪獣8号」10巻

作者: 松本直也 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

怪獣による災害に見舞われる日本で、一度防衛隊になることを諦めた日比野カフカが、怪獣の力を手にしたことで再び防衛隊に志願するバトルアクション。現在は防衛隊の戦いを描いており、10巻では、過去最大級の怪獣災害を隊長たちが制圧したかと思いきや、更なる怪獣の出現により絶望的な状況になる展開。戦いの中で若い才能が開花したり、防衛隊の最強格が圧巻の戦いを見せたりと、バトル作品のツボを押さえており読み応えのある作品です。ちょっと惜しいのは、カフカの暑苦しさが変に空回っている点。そういうキャラなので仕方ないんですが、30代のおじさんの発言としては寒いのが残念です。総じて面白い作品には違いありません。

 

「ダンダダン」11巻

作者: 龍幸伸 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

不思議な力を手に入れた高校生たちが、都市伝説や宇宙人と戦うオカルティックバトルコメディ。ギャグセンスや台詞回しが独特なので若干人を選ぶ作品ですが、面白く読んでいます。11巻では、宇宙人たちとの戦いに一区切りつきますが、更なる脅威が迫っていることが判明します。モモとバモラの友情やジジの恋心といった高校生としての一面も見せつつ、絶望的な相手と戦うためにどうするかが今後の焦点。オカルンが1人別行動になっているので、そこが鍵になりそうです。

 

「ウィッチウォッチ」12巻

作者: 篠原健太 出版社: 集英社 ジャンル: 日常, ギャグ

高校生の魔女・若月ニコと使い魔の男子4人が繰り広げる日常ギャグ時々ラブコメたまにバトル。登場人物を増やしながら、過去の要素もしっかり拾って物語が進んでいくので、安心して楽しめる作品です。12巻では、研究者キャラの登場、ニコのラブコメがメイン。ラブコメをこの段階で進展させるとは思っていませんでしたが、後に控えている敵との決戦の日を考えると、モリヒト(ニコの幼馴染で主人公)にとっても重要な要素になるので納得。ラブコメ部分の結末は次巻に延ばされたので、今から楽しみです。

ちなみに記念すべき100話が収録されていたのですが、なんと作中作品を1話まるまるやるという。(1年ぶり2回目)やっぱ作者の格が違いますね。

 

「あつまれ!ふしぎ研究部」17巻

作者: 安部真弘 出版社: 秋田書店 ジャンル: 日常, ギャグ

ふしぎ研究部を舞台としたハーレム系日常コメディ。17巻もいつも通り、なんてことない日常の短編です。新キャラは主人公・大祐の父親。風紀委員長もメインとなる回は初めてかも。登場人物を増やしながら1年をループしていくので、同じイベントでも毎回違う話になります。17巻にあった花見は2回目だと思うので、3周目に入っていそう。女の子が可愛いので読み続けられてます。

 

「SHY」20巻

作者: 実樹ぶきみ 出版社: 秋田書店 ジャンル: バトル, コメディ

世界各国のヒーローたちが、ヒーローと敵対する集団「アマラリルク」と戦うバトルコメディ。20巻は、中国のヒーロー・ミェンロンと「怒り」のドキとのバトルがメイン。どこか通じるものがある2人が、自らの過去を振り返り、想いをぶつけ合いながら対峙するシーンの描きぶりは圧巻です。ヒーローにも敵にも魅力があるので、戦わずに幸せになる道を選んでくれ~と思ってしまいますが、決着の付け方も綺麗かつ納得のいく形に落とし込んでおり感服の限りです。単なる能力の押し付け合い型バトルマンガを楽しめるのは中学生までですね。アニメ化も発表されているので、期待です。

 

「両片思いオーバーキル!」1巻

作者: 保住圭 (原作), 御家かえる (作画) 出版社: 富士見書房 ジャンル: 恋愛, コメディ

隣接しているのに非常に仲が悪い男子校と女子校に通う2人が、両片思いの状態になってしまうというラブコメ実は主人公たちは不仲の原因に関係がある2人なので、両校の生徒からは象徴として扱われています。そのため2人が付き合うことを受け入れてもらえる環境を作るために、両片のまま2人で両校の融和政策に奮闘します。話のテンポ感が良く、主人公たちの性格も悪くない(恋愛に変な疎さはない)ので、ラブコメとしての評価はそこそこ良いです。キャラデザインとして、顔に対して目が大きすぎるのがちょっと気になるのですが、慣れればまあ。いや、流石にヒロインの目はデカすぎ。

 

「ひかる to ヒカル」1巻

作者: 原田重光 (原作), 仙道八 (作画) 出版社: 富士見書房 ジャンル: エロ, コメディ

忍者の末裔である桂木光 (15) は一人前の忍者と認められるために、自身の肉体を女体化させる"くのいちの術"の会得に励むというエロラブコメ会得できないと、婿取りして自分が子供を産まなければいけないという地獄が待っています。ラブコメとしての正ヒロインは主人公の幼馴染・神楽巴ですが、焦点が当たる予定の女子5人もすでに明かされており、形としてはハーレム系かも。光と巴は両想い設定なので、如何に光が巴への気持ちにぶれることなく貞操を守り抜けるかが見所っぽいです。まあまあ面白いので、2巻にも期待です。

 

「たってはいけない男子寮」2巻 (完結)

作者: アヤノソーダ 出版社: KADOKAWA ジャンル: ギャグ, BL

女癖が悪かったため田舎の男子校に転校させられた主人公が、寮の同室の男子に勃ってしまうギャグ寄りのBL。なんやかんやでラブコメしてました。ギャグ強めなラブコメとして見れば、普通にまあまあ良い作品ですが、絵は独特の風味があるので苦手寄り。絵に関して言うと、動的なシチュエーションなはずなのに止まって見える、人体の骨格が変、どんな場面でも手をしっかり描くので周りから浮いて見えるときがある等、問題点は多め。しかし、物語やギャグ要素は光るものがあるので、次の作品に期待です。

 

「晴れ晴れ日和」4巻

作者: 吉村佳 出版社: KADOKAWA ジャンル: 日常, コメディ

行動がスーパーイケメンな女子小学2年生・ルイと、年の離れた姉で美人OLの千春が織りなすハートフルコメディ。ルイが大人顔負けの紳士的行動で、千春や学校の友達を助けたり癒やしたりする日常系の作品です。皆さんもルイに紳士とは何か教えてもらいましょう。ルイがどうしてそういう子になったのか、という背景も描写はあるので、単なるコメディや雰囲気作品ではありません。似た作品に「の、ような。」がありますが、こちらはデフォキャラの多用、千春のオタク台詞などコメディ色が強い印象です。

 

「どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。」4巻

作者: 釜田 (漫画), 六つ花えいこ (原作) 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, ファンタジー

池に浮かぶ島で薬を売りながらひっそり暮らす若い魔女・ロゼが、憧れの人である騎士団長・ハリージュに惚れ薬を依頼されることから始まるファンタジー世界のラブコメロゼを主人公に据えたラブコメですが、どちらかというとハリージュの心情の変化がメイン。4巻では、遂にハリージュがロゼに想いを伝える展開となりました。めでたい。小説原作のコミカライズではありますが、小説1巻分をマンガ4巻分で描いているので、非常に丁寧かつ上質な印象。タイトルで若干滑っているのが惜しい作品です。

 

「最近雇ったメイドが怪しい」7巻

作者: 昆布わかめ 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 恋愛, 日常

両親を亡くし大きな屋敷で1人になった男子小学生・ゆうりと、ある日屋敷に住み込みで働きに来たメイド・リリスのおねショタラブコメ構図としては、リリスが攻めようとすると無自覚に攻めるゆうりに返り討ちにされる、なためショタおねの方が正しいかもしれない。

数巻前にゆうりが自分の気持ちを理解したので、現在はリリスに見合う大人になりたいという心情を深めていくフェーズです。一応ゆうりの成長や2人の関係性の変化を描いていますが、全体的にふわふわしています。頭を空っぽにして読める作品の中では好きなほう。個人的には、サブキャラの五条院つかさが好きで、アニメも彼女の回しか見ていません。8巻が最終巻となるようで、ちょっと残念です

 

「好きな子がめがねを忘れた」11巻

作者: 藤近小梅 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 恋愛, 日常

隣の席のよく眼鏡を忘れてくる三重さんのことが好きな男子中学生・小村君を主人公としたラブコメ知っている人も多い作品だと思いますが、個人的にも、いわゆる「高木さん」系のラブコメの中で五本の指に入る作品です。作者の台詞回しの巧さが一級品であり、小村君の心情がとても面白く描写されます。

10巻で2人の想いが通じ合ったので、11巻ではピュアな2人の付き合ってからの様子が覗けます。最高。これを待っていたんですわ。そして残念なことに12巻で完結らしい。本当に好きな作品なので、最後まで見届けたいと思います。アニメもよろしくね。

 

月刊少女野崎くん」15巻

作者: 椿いづみ 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: お仕事, ギャグ

男子高校生の少女漫画家・野崎梅太郎と、彼のことが好きな佐倉千代、さらに友人達を加えた、日常コメディ時々ラブコメ with 少女漫画ネタの4コマ。アニメが人気だったのに、2期がなぜか来ない作品ランキング堂々の第一位(当社調べ)。知っている人も多い作品だと思いますが、ちゃんと面白いです。実は、登場人物たちの大半が結構ラブコメっぽい状態なはずですが、各々のキャラにより全て吹き飛んでいるのが面白い。最近は、お付き合いペア第1号が誕生したり、野崎が佐倉に対してなにやら妙な感情になることが増えたりしているので、ラブコメが加速するかも。推しは堀先輩です。

 

「社内恋愛フラグがたたない!」1巻 (完結)

作者: あずみつな 出版社: KADOKAWA ジャンル: エロ, BL

無表情ムッツリ×意地っ張りツンデレの同僚リーマンBL。作者について述べておくと、あずみつなの作品はリーマンオフィスBL、黒髪攻め、細身受けでほぼ確定。受けの戸惑いや素直になれない様子を描くのがとても上手いため、そういう受けを見たい人にはオススメです。本作も例に漏れず、攻めのことが好きなのに犬猿の仲といわれるような態度を取ってしまう受けが、ひょんなことから攻めに抱かれ、戸惑いや嬉しさから挙動不審になってしまう、という受けメインの展開。いつものやつだなあ、と思いながらよみましたが、やっぱり弱気受けはいいですね。

 

今回は以上です。以前購入した「【推しの子】」、実はまだ読んでないんですよね。直感的に読みたいと思わないと、なかなか読めないもんですね。時が来るのを待ちます。

 

それでは。