轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【10】今週のマンガ (~2023/7/22購入分)

こんにちは。キセキです。

 

今年度から購入したマンガはExcelで管理しています。今月出る作品や発売周期的とかが分かるようにもしてるので、以前より買い逃すことはなくなりました。というか、本屋一店舗の充実度が下がったから、全ての連載作品を見つけるためには、そうしないと無理になったということなんですが。

 

それでは、2023/07/22までに購入したマンガの紹介と感想です。

 

「カワイイなんて聞いてない!!」7巻

作者: 春藤なかば 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, 日常

カワイイ系男子が好きな女子高生・河原まどかが、年下のイケメン男子高生・志倉百喜と付き合う少女漫画。クール系イケメンのギャップを楽しむ作品です。志倉君がイケメンと"カワイイ"を両立している天才的な御仁なので、まどかはそのギャップに毎回やられています。志倉百喜という男、新刊が出るたびに"カワイイ"が増しており、7巻でも前巻を超えてきました。こいつの可愛さはどこまで行くんだ。初めて購入した少女漫画で、かなり気に入っている作品です。

 

「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」10巻

作者: 久世蘭 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, コメディ

講談社ブコメその1。寺の息子で女子に靡かないようにしている黒岩メダカと、彼を落としたい女子達がアタックしていくラブコメディ。10巻では、クリスマスデートに向けた女のバトルとクリスマス当日が描かれます。最近のメダカは恋愛否定思考が少なく、割と良い傾向になっていたのですが、また逆戻りしてしまい残念。メダカをそこまで縛る戒律とは何なのか、の方がむしろ気になるレベルです。ただ相手を見る余裕は出てきたようなので、しっかりヒロイン達を見て欲しいですね。朋の出番が少なく悲しいです。

 

「甘神さんちの縁結び」11巻

作者: 内藤マーシー 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, コメディ

講談社ブコメその2。京大医学部志望の瓜生が、甘神神社に居候して巫女の三姉妹と同居するラブコメディ。主人公はすでに三姉妹のことが好きになっているので、婿入りするために誰を選ぶか必死に考えています。ハーレム主人公の中ではかなり良い人間だと思っており、上と下の作品の主人公と比べると圧倒的に一位です。11巻では、改めて三姉妹それぞれと向き合い、各が抱えている問題や気持ちに正面からぶつかっていました。主人公がここまで成長していると、むしろヒロイン達に変化があまりないのが気になってきます。ラブコメは対等であって欲しいと思っているので。

 

「女神のカフェテラス」11巻

作者: 瀬尾公治 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, コメディ

講談社ブコメその3。祖母が亡くなったのをきっかけに喫茶店を継いだ粕壁隼が、そこで住み込みで働いていた5人の女の子達と同居するラブコメディで、ギャグ強めな作品です。その後ヒロインが増えに増えて、今では11人。ラブコメに参戦しているのはそのうち5人でしたが、11巻ではさらに2人が参戦しそうな気配を醸し出し始めました。もう好きにしてくれという感じですが、『きっとまだまだ続くわ カフェテラス・ファミリアの楽しい日々は』と盛大なフラグを立てやがったので、そろそろ終わるかもしれません。アニメ化もしていますが、自分では見る気が起きないので、有識者は感想を教えてもらえると嬉しいです。

 

「よふかしのうた」17巻

作者: コトヤマ 出版社: 小学館 ジャンル: バトル, コメディ

吸血鬼になりたい少年・コウと吸血鬼であるナズナを中心としたバトルありのコメディ作品。17巻では、14巻から続いていた修学旅行編も終わり、コウと友人のマヒル、吸血鬼のキクとマヒルの物語に終止符が打たれます。終わり方については考察のしがいもありますが、個人的には2人とも願いを叶えたのだろうと考えています。そして、自分の気持ちを自覚したナズナが今後コウとどう接するのか、キクの結末を知ったことでさらに一悶着ありそうな展開です。続きが楽しみです。

 

「スクールバック」1巻

作者: 小野寺こころ 出版社: 小学館 ジャンル: 日常, ドラマ

高校の用務員・伏見直(細目、長身、京都人、女性)が、日々のいろいろなもやもやを抱えた高校生たちに、少しの安らぎを与えてくれる日常系作品。物語はオムニバス形式で主人公は基本的に高校生たち。伏見さんは、先生や親とは異なる距離感で彼らと接してくれる大人として毎話登場します。1巻は4話収録で各話がかなり丁寧に描かれているため、良い作品だと感じます。個人的には、伏見さんのキャラクターがあまりにも好きすぎる。時々出る京都人特有(偏見)の皮肉も良い味です。

 

「ぼくの奥さんは魔法少女かもしれない」1巻

作者: 相川真霜 出版社: KADOKAWA ジャンル: 日常, コメディ

魔法少女で現役に復帰したミク (30) と、魔法少女オタクで昔からミクが推しの冬馬類 (27) の夫婦の日常を描くコメディ。クールな性格のミクと、オタクとしての熱が残っている類という対照的な2人ですが、しっかりイチャイチャしてます。一番のテーマは、類に魔法少女姿を見られて引かれたくないというミクの気持ち。2人とも話し合うときは話し合える良い夫婦で、不穏な要素もなさそうなので、男女のイチャイチャを見て癒やされたい人にオススメです。

 

「紫雲寺家の子供たち」2巻

作者: 宮島礼吏 出版社: 白泉社 ジャンル: 恋愛, コメディ

「彼女、お借りします」の宮島礼吏が描く、紫雲寺家の7人の義兄弟姉妹のラブコメ実態は、長男と五姉妹のハーレム作品です。次男は彼女持ち。1巻で義理だと明かされましたが、10年以上は実の兄弟姉妹として育ってきたので、そこの気持ちの切り替わりを描きつつラブコメを展開していくようです。2巻では、五女・ことのが他の4人に宣戦布告しました。そして最後には、長男・新が5人のうちの誰かと結婚したことが明確に描かれます。最近は"誰かが選ばれた未来"を序盤で明示する作品が多いですね(「五等分」や「甘神さん」「カフェテラス」などもそう)。ある種打ち切りを回避するための手段にはなりそう。今作は13巻で終わることが作者から明言されているので、そこまで続くことを祈って次巻を待ちたいと思います。推しは、ことのです。

 

「凛子ちゃんとひもすがら」4巻 (完結)

作者: 七瀬八 出版社: コアミックス ジャンル: 日常, ドラマ

シングルの母親に50万円を残して捨てられた小学生・霜月凛子が、偶然拾ったヒモ男・櫻春乃をそのお金で飼い、2人で生活を始めるドラマ作品。作品の主題は、毒親とその子供、そして毒の連鎖と重めです。しかし、凛子と春乃がその歪な暮らしの中で支え合い幸せを見つけていく様子や、春乃が凛子を幸せにするために自省や成長する描写は、穏やかな日常を思わせます。根本は何も解決していないのに。ということで、最終巻では凛子の母親との邂逅を通して、作品の主題に踏み込みました。物語の着地点としては、考え得る中で最善なところだと思います。全体を通して読み応えがあり、とても良い作品に出逢えました。完結おめでとうございます。

 

「ささやくように恋を唄う」8巻

作者: 竹嶋えく 出版社: 一迅社 ジャンル: 恋愛, 百合

ギターが趣味でクールな性格のフリをしている朝凪依と、その歌声が大好きで人懐っこい性格の木野ひまりの2人をメインとした、ガールズバンドがテーマの百合作品。8巻は、依の所属するバンド・SSGIRLSのアキとその元ボーカルである志帆の関係が主題。文化祭でバンド対決をすることになるという展開の中で、志帆のアキに対する想いが明らかになり、ついに文化祭当日を迎えます。みんな幸せになってくれ。

大事なことですが、作者である竹嶋えくの画力はぶっちぎりなので、とりあえず全人類1回見ておいた方がいいです。女子高校生描かせたら、五本の指に入ると思います。

 

「結婚するって、本当ですか」11巻 (完結)

作者: 若木民喜 出版社: 小学館 ジャンル: コメディ, ドラマ

ウソの結婚から始まった男女による、結婚や家族を題材としたコメディ作品の最終巻。最後まで残っていた莉香の母親との対話を終え、結婚披露宴で大団円でした。全体を通してドラマ風コメディとしてのクオリティは高いように思いましたが、登場人物の性格や思考行動が全般的に肌に合わなかった、というのが正直なところ。クセのない大人同士の恋愛が面白いかは分かりませんが、クセが強すぎると、感情や考えを理解・共感することができず作品に入り込めなくなってしまうわけで、そこら辺の良い案配が大人同士のラブコメには必要かなと思いました。兎にも角にも、完結おめでとうございます。ドラマ化に続き、なんとアニメもやるようです。

 

「それでも歩は寄せてくる」15巻

作者: 山本崇一朗 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, コメディ

高校の将棋部を舞台としたラブコメ作品。からかい上手の高木さん」の作者が送る人気作の1つで、アニメ化もされました。「高木さん」との一番の違いは、ストーリーが存在するところ。攻めに攻める田中歩に、主人公の八乙女うるしが照れさせられ、段々と絆されていく様子は、純粋なラブコメとして面白いものです。15巻では、文化祭、クリスマス、正月、うるしの受験とイベントがてんこ盛り。歩が将棋でうるしを負かし告白するのが先か、うるしが自分から告白するのが先か、高校を卒業しても続くのか、目が離せませんね。

 

ホリミヤ」17巻

作者: 萩原ダイスケ (作画), HERO (原作) 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 恋愛, 日常

堀さんと宮村君を中心とした高校生達の青春を描いた"超微炭酸系スクールライフ"。すでに本編は完結しており、この17巻は、過去の番外編や新規の描き下ろしのエピソードをまとめたおまけ巻です。まあ良かった。続きが見られるのは嬉しいものです。

実は「ホリミヤ」は個人的に苦手な作品で、まさに"超微炭酸"という感じにむず痒くなります。これは、恋愛がそこまでドラマチックなものではなく、あくまで日常の一つの側面として描かれているからだ、と分析しています。ラブコメばかり読んでいると、恋愛を少年少女の一大事だと思いがちですが、実際はそうではない。要するに、フィクションではなくリアルな青春を見せつけられているからです。あと絵が上手くて登場人物の顔が良すぎる点と、ほぼ全ての登場人物の思考回路が自分と微妙にかみ合ってない点も、青春コンプレックスを刺激してくるため苦手な要因です。河野さんは好きです。

 

つぐもも」31巻

作者: 浜田よしかづ 出版社: 双葉社 ジャンル: バトル, エロ

付喪神とともに怪異や様々な敵と戦うバトル+エロの作品。作者はエロがないとモチベーションが保てないらしい。画力が凄まじく展開も面白いので、楽しみながら読んでいます。作者コメントでしばしば言及していますが、展開スピードは若干遅め。現在はおおよそ第5章に相当し、味方の神・くくりの魂を取り返すため、主人公一行が黄泉に下る、という内容です。31巻は、最奧での戦い~黄泉を脱出するという終盤の部分で、主人公・加賀美かずやの想いにも大きな転機が訪れました。ちなみにまだ脱出はしていません。安心のサービス回も収録されています。ふう...。

 

「オンラインゲーム仲間とサシオフしたら職場の鬼上司が来た」3巻

作者: ん村 出版社: KADOKAWA ジャンル: コメディ, BL

タイトル通りのイケメン鬼上司×鈍感部下のBLコメディ作品。BL初学者にオススメです。タイトル回収は1巻で済んでおり、2巻からはつきあい始めた2人を中心とした内容。3巻では、上司・白瀬と部下・橋元の日常が主で、白瀬は"鬼上司"だったのがウソかのように橋元に甘々です。白瀬さん、なんでこんなに橋元のこと好きなんだ...?サブキャラの熊田兄弟も行動が可愛いので、癒やされる作品です。

 

「キスでふさいで、バレないで。」3巻

作者: ふどのふどう 出版社: ハーパーコリンズ・ジャパン ジャンル: ドラマ, TL

同じ会社の他の部署にいる憧れの人とのオフィスラブ作品。TLの割に結構ちゃんとオフィスドラマをやっていて、3巻ではヒロインが前任者から嫌がらせを受けているという問題の核心に迫ります。とはいっても、しっかりTLなので隙あらばSEXが始まります。実は、昨年コロナで引きこもっていたときにWebマンガサイトの無料期間で先読みしており、4巻の内容も概ね把握しています。当て馬になりそうな溝口氏はどうなるのかが、目下で気になる要素です。

 

「結婚したので、セックス有休ください!」4巻 (完結)

作者: はなむらおにく 出版社: 彗星社 ジャンル: コメディ, TL

年上男上司・玉城×片想い女部下・理央の契約結婚から始まったコメディTL。契約結婚は2巻までで、そこからは普通に新婚生活。タイトルは初手で回収します。TLでお馴染みのすれ違いや間男の存在は、玉城先輩のスパダリにより不穏な展開には繋がらず、登場人物に悪い人がいないこともあり、終始心地よく読めた良い作品でした。完結おめでとうございます。なお、TLなのでSEX描写は体感2話に1回あります。

 

「【推しの子】」1-12巻

作者: 赤坂アカ (原作), 横槍メンゴ (作画) 出版社: 集英社 ジャンル: 

まだ読んでない。絶対面白いので、消費カロリーが高そうで、余裕がある時じゃないと読めません。ちなみに今更買った理由は、ジャンプ+で124か125話が配信された時の内容がぶっ刺さったから。連載を追っている訳でもなく、Twitterで一部を見ただけですが、あれをやられたら読まない訳にはいきません。頑張って読みます。

 

 

最近は追っていた作品がよく終わります。減ったら増やすがモットーなので、「【推しの子】」のように購入を先延ばししていた作品を買おうかなと画策しているところ。次は「僕の心のヤバイやつ」とかですかね。

 

それでは。