轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【14】今週のマンガ (2023/9/10購入分:前半)

こんにちは。キセキです。

 

先日、岐阜と名古屋で人に会ってきました。旅行先ではアニメイトに寄るようにしているので、今回は名古屋市内のアニメイト3店舗に行きました。岐阜は11時開店だったため、都合上行けず次の機会に持ち越しです。入ったことのあるアニメイトもだいぶ店舗数が増えてきたので、そのうちアニメイトtier表とかも作りたいですね。

 

それでは、2023/09/10に購入したマンガの紹介と感想の前半戦です。今回は冊数が多いので、2回に分けてます。

(前半では上段の「お姉さんは女子小学生に興味があります。」まで)

エクソシストを堕とせない」6巻 

作者: 有馬あるま (原作), フカヤマますく (作画) 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, ファンタジー

現世最強のエクソシストの少年と少年を恋に堕とす役割を与えられた少女・愛月イムリをメインとするバトル作品。6巻はアスモデウス編が本格的に開始。主人公はアスモデウスにトラウマを持っており、因縁の対決がどのように展開されていくのかが焦点。早速学校に通ったり、まさかの真相が明らかになったり、自己愛爆発の新キャラが登場したりと怒濤の展開で、期待が高まります。ラブコメでほっこりしたら闇を感じる部分が出てきたりと緩急がついており、なかなか秀逸な作品。描写は結構エグいですが、オススメです。

 

「デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い」7巻

作者: 平方昌宏 出版社: 集英社 ジャンル: 日常, ギャグ

暇つぶしに地球を滅ぼしに来たデビィと、偶然居合わせて戦うことになった男子高校生・凄六郎の日常ギャグマンガ腕っ節以外がザコなデビィと、ばば抜きや尻相撲などの遊びで暇つぶしをしていきます。7巻では、デビィの父親や追っかけが新しく登場します。個人的にかなり評価が高い作品であり、ギャグマンガの中でもキャラの良さや台詞回しの上手さが光っています。特に、デビィのザコさや六郎のツッコミの面白さがお気に入り。ちなみに一番好きなキャラはエル(エルメス・ジ・オータム)です。ツインテ猫被りで恋愛に積極的なところが良いですね。あと貧乳スレンダー。

4巻表紙のエル

機械仕掛けのマリー」6巻 (完結)

作者: あきもと明希 出版社: 白泉社 ジャンル: 恋愛, コメディ

無表情の格闘家少女・マリーが、大企業の御曹司で人間不信のアーサーにロボットメイドとして仕える少女漫画。アーサーは人間不信&ロボット好きを拗らせてマリーを溺愛するため、段々とマリーも好きになって...みたいな話。題材は唯一性が高く、展開の大筋も少女漫画ならそうだよね、という比較的良作。ただ作者の経験値の低さか、少女漫画というジャンルの致し方なさなのかは分かりませんが、細かな部分に粗さが目立ちます。屋敷にとんでもない頻度で入ってくる刺客や、アーサーの義兄の性格や計画の雑さなど、気になる点は多いですが、本当に嫌な人物や展開はほぼないので嫌悪感はあまり感じませんでした。元々3巻程度で畳むつもりだったようなので、最後まで描ききってくれたことに感謝。完結おめでとうございます。

 

「末永くよろしくお願いします」9巻

作者: 池ジュン子 出版社: 白泉社 ジャンル: 恋愛, コメディ

残念系黒髪高校生お嬢様・輝と保護者面ツンデレ書道家・清水のラブコメ少女漫画。 9巻は修学旅行編の続きと、帰ってきてからのハロウィン、そして三角関係の加熱が見られます。柊くん(輝に片思い中の同級生)による攻めを大量摂取できたので大満足。実は恥ずかしい気持ちを持ち合わせながら攻めてるところも評価点です。最後には柊が清水の気持ちに正面から突っかかっていったので、ラブコメとしての展開としても大きな転換点となりそうな気配。個人的には柊くんを応援しています。

 

「夜桜さんちの大作戦」19巻

作者: 権平ひつじ 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

スパイ一家の夜桜家と婿入りした太陽が、夜桜家を狙う敵と戦うバトルコメディ。18巻で夜桜家父親・百の真実が明らかになり、19巻では夜桜家の真なる敵がついに明かされます。前回この作品を紹介した時に問題点は述べたので今回は割愛しますが、そこら辺に目を瞑ると展開としてはかなり面白くなってきました。これが最後の戦いになりそうなので、23巻くらいで終わりそうな雰囲気。最後まで一気に駆け抜けてほしいです。

 

「シスター様の仰せの魔々に」1巻

作者: hone 出版社: 芳文社 ジャンル: 恋愛, コメディ

修道女のクリスと、契約により彼女を幸せにするためにやってきた悪魔・クロドのラブコメ舞台はヨーロッパかと思いきや、普通に日本。しかもクリスは高校生なので、学校にも行きます。クリスの幸福のために真面目に奮闘する天然タラシのクロドと、彼の言動にときめいて振り回されるクリスの掛け合いが面白い作品です。多分長くは続かない気がしますが、結構好きなので応援しています。

 

「雪解けとアガパンサス」1巻

作者: なうち 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, 百合

高嶺の花扱いされている王子様系女子・日向夏月と、転校してきた子犬系女子・呉竹春の百合ラブコメ滅茶苦茶なことを言ってもいいなら、「ささやくように恋を唄う」の二番煎じ。黒髪長身王子様系と人懐っこいショート低身長の百合は、王道なので仕方ない。絵も特段上手い訳ではないです。夏月と仲良くなったことで、春に対する嫌がらせが始まった展開は驚きましたが、そこまで不穏にならず。こうした百合特有の不穏要素も控えめっぽいので、安心して読める百合になりそうです。

 

「楠木さんは高校デビューに失敗している」2巻

作者: みいみつき 出版社: 一迅社 ジャンル: 恋愛, コメディ

高校デビューを果たした志月くんと、同じ中学出身でこちらも高校デビューをした楠木さんのラブコメ2巻では、志月のトラウマであり同中の蛇川さんが2人に絡んでくる展開。蛇川はまだ2人のことに気付いていない様子なので、いつ気が付くのかは物語の一つのポイントになりそうです。蛇川は読者の第一印象としてものすごく嫌な女であり、キャラデザインも猫目で苦手。意図的に嫌われるように設計していると思うのですが、心証改善ムーブさせてるのは何故なのか。彼女が心に闇を抱えていても読者的に感情移入はできない気がするので、今後の展開の不安要素です。

 

「エロ漫画家おねーさんとお疲れリーマン」2巻 (完結)

作者: 砂履シンシャ 出版社: 新潮社 ジャンル: 恋愛, コメディ

アパートの隣人同士であるエロ漫画家の只野くおん(29)とバツイチリーマンの勅使河原三蔵(36)の半同棲ブコメ打ち切りEND。2巻では前回三蔵がくおんに迫ったことからすれ違い発生、くおんの合コン参加、三蔵のクズ弟と元妻登場というエピソードが続き、最終的に2人は幸せなSEXをして終了です。主人公の2人はいいキャラをしていて、ラブコメとしての目新しさを感じた作品でした。一番ネックだったのは絵で、くおんの表情は比較的安定していましたが、それ以外の顔や人体にちょくちょく違和感を感じました。次回作に期待しています。

 

「どれが恋かがわからない」3巻

作者: 奧たまむし 出版社: KADOKAWA ジャンル: コメディ, 百合

彼女を作ると意気込んで大学に入学した空池メイと、5人の女子が繰り広げるハイテンション百合ハーレムコメディ。5人の女子はそれぞれ肌、匂い、声、キス、感情のフェチで、メイのその部分が好きになるという展開です。一方でメイは惚れっぽい性格なので、5人とも好きになってます。3巻では、今までやや遅れを取っていたマリア先生(心理学教授)が攻める展開。学生に自分から手は出せない分、他のメンツの攻め具合を聞いたことで焦っているところとか面白いです。ついにはお酒の力を借りて...。5人の話を平等に回していくため、序盤は場面転換が忙しなく感じましたが、ようやく落ち着いてきました。個人的にはマリア先生に頑張って欲しいけど、本命はリリだと思います。

2巻表紙の白沢リリ(肌触りフェチ、グラドル)

「はじめての諏訪さん」3巻 (完結)

作者: 真沼靖佳 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 恋愛, コメディ

中学1年生の男女が、初めての"付き合う"ことを通して、様々な感情や気持ちを知っていくラブコメ実はこの作品に言いたいことがあります。どこにも置いてなさ過ぎる。まじで置いてなかった。発売自体は昨年の12月末なのですが、仙台、東京、福岡などあらゆる書店で探してきましたが見つからず。ほぼ諦めかけていた矢先、9ヶ月越しにアニメイト名古屋で発見しました。見つけた時は驚きで凄い声が出かけました。宗教上の理由で通販は使えないので、本当に助かりました。アニメイト名古屋に感謝

内容自体は「高木さん」で初手に告白してたらどうなっていたか、みたいな話。正直キャラ設定や絵柄が苦手なので、あまり好きではないです。今まで書店に入ったら必ず探していたので、ようやく意識しなくて済むことに安堵しています。

 

「ぼくの毒姫は今日もかわいい」3巻 (完結)

作者: 咲竹ちひろ 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 恋愛, 日常

毒を撒き散らす魔界の姫・ラフィと、不死身の身体を持つ騎士・ロレンが政略結婚した後の生活を描く日常ラブコメ4コマ。ロレンはラフィのことが大好きですが、ラフィは恥ずかしい等の負の感情で毒が出るため、毒を出さずにイチャイチャできるようになるため特訓する、みたいな話です。不死身は死ぬけど近くの場所にリスポーンするみたいな設定なので、ロレンはよく毒で死にます。作品自体は頭空っぽにして読むタイプ。可愛い絵柄なので、癒やされたい人にオススメです。完結おめでとうございます。

 

魔法少女事変」3巻 (完結)

作者: 赤羽ぜろ 出版社: KADOKAWA ジャンル: バトル, コメディ

ごく普通のサラリーマン・佐倉ひろみが、ある事件をきっかけに魔法少女に変身できるようになったことで、さらなる事件に巻き込まれることになるファンタジーコメディ。設定が凝っていて、かなり面白い雰囲気が感じられた作品でしたが、終わってしまいました。おそらく打ち切りなので最低限の要素だけ回収して、伏線や諸々の登場人物が丸投げになっています。非常に残念。絵は上手だし、キャラクターも魅力があり、ギャグもクセはあるものの面白いので、最後まで連載できそうだったんですが。序盤でギャグの比重が多かったため、展開速度を損ねる結果になっていたのが原因の一つかなと思います。作者が面白い作品を描けることは間違いないので、次回作に期待したいです。

 

「10年間友達だと思ってた男の子に告白されるお話」5巻

作者: ○線 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, ギャグ

タイトル通りの幼馴染の2人が、付き合ってあれこれする恋愛ギャグ。このマンガ、何なんですかね?いや内容は幼馴染だった高校生の男女が付き合って、学校で色々青春を謳歌しつつ、親の協力もあって同棲して性事情にも踏み込んでいくっていうラブコメ?なんですけど...。ギャグが行くところまで言った結果、5巻はマジでなんか本当に訳分からなくなりました。まあ作者も何だこのマンガは、って言ってるから僕が分からなくてもしょうがないです。他人に勧めるマンガではないな、ということだけは分かります。

 

「幼稚園WARS」5巻

作者: 千葉侑生 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, コメディ

世界で最も安全な幼稚園で働く、元犯罪者達のラブコメ+片手間バトル。5巻は浅草での暗殺者兄弟とのバトルと、武器屋へのおつかいの続き。前半は真面目なバトルですが、後半はいつものラブコメが見られます。そして相変わらずコマ割りや見開きの使い方が大胆です。ブラコン弟の兄大好きエピソード羅列や、妹ポジの後輩ちゃんに落とされる兄、リタとダグのラブコメなど見所を大ゴマにしてあり、読んでいて気持ちが良い。また、マンガにおいて文字は最小限でいい、ということもよく分かります。WEBマンガだからこそ、こうした斬新な構成なのかもしれませんね。

 

「お姉さんは女子小学生に興味があります。」10巻

作者: 柚木涼太 出版社: 竹書房 ジャンル: ギャグ, 百合

女子校のアラサー非常勤講師で生粋のロリコン・山田みのりと、隣の部屋のJS・小恋(ここ)による、おねロリコメディ。山田みのりという女、本当に生粋の変態ロリコンなので、お察しの通りヤバいんですが、小恋がさらに火に油を注いでいきます。10巻までですでに2人は付き合っていましたが、10巻で遂に小恋の母親・百合香にロリコンをカミングアウトしました。このイベント待ちに待っていましたが、百合香さんが狂ったまともな価値観の持ち主だったので、事なきを得ました。この世界はガチ百合しか存在しないし、父親は存在しないので、多分そのへんガバガバなんでしょう。改めて凄い作品だなと思いました。

 

今回はここまで。ご覧の通り5作品が完結したので、代わりに5作品増やしました。それらの感想は後半で述べていきます。

 

それでは。