轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【29】今週のマンガ (~2024/3/2購入分)

こんにちは。キセキです。

引越の時期が近づいて参りました。荷物を増やさないためにも、マンガ購入はしばらく我慢になりそうです。次は関東圏なので、今までよりは楽に買えるようになりそう。その後はしばらく引越はなさそうなので、本棚買い増しチャンスタイム到来です。

それでは、2024/3/2までに購入したマンガの紹介と感想です。

 

「うちの弟どもがすみません」11巻

作者: オザキアキラ 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, コメディ

親の再婚で突然4兄弟と同居することになった糸が、姉として弟たちと生活を送る少女漫画作品。長男・源と糸は前巻から両想いになり、卒業するまで手を出さない宣言により恋人ではないけどイチャイチャ。源、マジでコイツ.....、と思わず言いたくなるような言動で糸を困らせまくってます。一方で、次男・洛は先生に対して卒業まで男作るな宣言で勝負に出ました。こちらも熱いね。

 

「夢ヶ原さんは夢見がち!」1巻

作者: 砂履シンシャ 出版社: 双葉社 ジャンル: 恋愛, コメディ

風紀委員男子×エロ妄想女子の高校生ラブコメ前作「エロ漫画家おねーさんとお疲れリーマン」とはキャラ設定が似ている部分も多く、下品な女が堅物男を無意識に誘惑して絆していくのが、作者の性癖なんだと思います。ネタとしてのシモ要素は多いものの直接的なエロは少ないタイプのエロギャグなので、だいぶ人は選ぶ作品です。

 

「会長!今日はサボりましょう!」1巻

作者: baba 出版社: KADOKAWA ジャンル: 日常, コメディ

仕事大好きな生徒会長・モクコと、彼女をなんとか休ませようと奮闘する副会長・うゆの日常コメディ。あらすじが1巻の初めのページに書いてあるマンガ、最近だと珍しい気が。仕事をさせないようにマッサージしたり、眠らせようとしたり、監禁したりと様々な手法をとる副会長や、それらをのらりくらりと躱し仕事をこなす会長との掛け合いを楽しむ作品です。想像以上の爆発力はなく、まあこんなもんかという印象。キャラデザインは好きです。

 

ヤンデレカフェへようこそ」1巻

作者: ひのみや 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 日常, コメディ

ヤンデレコンカフェを舞台に、ヤンデレ好きのピュア男子が店員をガチヤンデレ化させてしまうコメディ作品。健全なヤンデレ(?)を楽しめる貴重な作品です。主人公の男子高校生・倉木くんがあまりにも光属性なおかげで、店員たちが闇に堕ちきれないのが面白さの一つ。ヤンデレ同士の牽制し合いなんかも怖いけど魅力的な要素ですね。ただキャラ全員の髪の毛がもっさりで、画面がすっきりしていないところは惜しいです。

 

「友達(メスガキ)が私を理解らせにくるので勝利の女神(メスガキ)の力を借りてこっちも理解らせにいきます。」2巻

作者: ショウマケイト 出版社: 竹書房 ジャンル: ギャグ, 百合

タイトル通りの作品。作者コメントの、百合の花をにんにくとごま油で炒めたような作品、というのがあまりにも的確。メスガキ、百合狼藉、最後の"理解らせられる"オチまで見事な作品です。2巻では、脱衣麻雀もとい脱衣ドンジャラ回が特に面白かったですが、小学五年生にやらせる内容じゃないだろ。クセの強さがすごいですが、ハマればかなり面白い作品です。

 

「ぼくの奥さんは魔法少女かもしれない」2巻

作者: 相川真霜 出版社: KADOKAWA ジャンル: 日常, コメディ

魔法少女で最近復帰したミクと、魔法少女オタクの類の夫婦の日常コメディ。基本的にはいちゃラブ結婚生活を眺める感じですが、魔法少女絡みで関係者がやって来たり、戦闘応援パートもあったり。結婚生活コメディとしては及第点、魔法少女要素での差別化もまあまあ上手くいっているので、普通に楽しんで読めています。魔法少女ごとにつく妖精が、絶妙に可愛さと可愛くなさの狭間にあるのが個人的にツボです。

 

「おねぇちゃん日和」3巻 (完結)

作者: ネリ夫 出版社: KADOKAWA ジャンル: 日常, ギャグ

関西弁姉妹の日常掛け合いコメディ。基本的に登場人物の会話で面白さを見せるタイプの作品で、姉が少しネジを外した発言をして、妹がノリつっこみをするのが基本パターン。あえて低めのテンションで展開するのも、言動とのギャップによって面白さに繋がっているという印象です。掛け合いコメディとしての質は高い作品だと思うので、勢いで乗り切ろうとするタイプのギャグに飽きてきた人にオススメです。

 

「雪と墨」4巻

作者: うの花みゆき 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, ドラマ

名家を追われた令嬢・フレイヤと彼女に買われた大罪人・ネネオが、お互いを支えに過去や心の傷と向き合う物語。4巻は、フレイヤがかつて追われた家と離縁するためにネネオを伴って家に戻り、後を継いだ義姉や取り巻きの商家の人間と対峙する展開。新しい敵も味方も増えそうで、2人が穏やかな生活を勝ち取るための正念場が続きます。

 

「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」6巻

作者: 安田剛助 出版社: 白泉社 ジャンル: 恋愛, コメディ

東京からの転校生・佐々木と、隣の席の信國さんの広島弁ブコメ夏がやってきたので、高校生ラブコメ定番の"海で水着"回と"夏祭りで浴衣"回です。が、夏祭りは佐々木の東京の幼なじみ(男男女の3人)が広島に旅行で来たので、一緒には行けず。むしろ幼なじみ(女)と一悶着ありそうな雰囲気ですが、作者のことだから間女になるとかではないと予想してます。匂わせるだけ匂わせて実は違うみたいなことやりがちなので。

 

「進撃のえろ子さん」7巻

作者: 此の木よしる 出版社: 白泉社 ジャンル: 恋愛, コメディ

万フォロワーアカウント"進撃のえろ子"ことアラサーオタク・絵留子と元ヤン高校生・星君のラブコメ相変わらず上品さは感じませんが、男子高校生×お姉さんのラブコメ(一般誌)は貴重なので、そのシチュエーションだけで満足感があります。星君かわいいよ。

 

「誰か夢だと言ってくれ」9巻

作者: みっしぇる 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, BL

夢から始まる青春BLの人気作品。小夜と樹の大学受験編が一段落したので、2人の久しぶりのラブラブパートから今度は晴人と雨竜のパートに入りました。そろそろ夢の秘密が明らかになりそうな展開がくるかな?ラブコメとして純粋に面白い作品です。

 

「俺の先生は甘えたがり」2-3巻 (完結)

     

作者: わり子 出版社: KADOKAWA ジャンル: BL

一途なワンコ系大学生×寂しがり先生の大体4コマBL。2巻は、春野(攻め)が高校を卒業し、高瀬(受け)と正式に付き合い始めたところからスタート。春野が緊張して初夜失敗、春野の嫉妬、そして春野の浮気(?)などなど、恋人としてのイベントを一通り経験していきます。春野→→→←←←高瀬なので、めっちゃイチャイチャしてます。セックス回も多い。最初は元恋人に振られ死にそうになっていた寂しがりな高瀬が、春野との時間を積み重ねることで、春野を信じて待てるようになるという変化の描写が非常に良かったです。1巻は性描写ほぼないので、とりあえずそこだけでも是非。

 

「アイドル様は躾が悪い」

作者: 多賀タイラ 出版社: 幻冬舎コミックス ジャンル: BL

執着ワガママアイドル×不器用マネージャーのアイドルBL。実は両想いだったのにすれ違いから仲違いした2人が再会してやり直すタイプのやつ。結構気に入った作品です。

転勤で東京に戻ってきた大輔(受け)は高校時代の後輩・瀬名(攻め)とは仲違い中。しかしドルオタ趣味のせいで、アイドルになった瀬名の顔を見ない日はない。ある日、待ちを歩いていると瀬名に捕まり、大輔がマネージャーにならないとアイドルを辞めると言い出して.....。というあらすじ。

本心は好きなのに素直になれない人間は客観的に見てると微笑ましいだけなので、比較的好きなタイプ。なのでツンデレも好きです。とはいえ限度もあります。今作は2人ともそんな感じですが、そろそろ限界だなあ、と思う前に素直になってくれたので良かった。大輔がだいぶ不憫ですが。

 

「お隣さんはしたくないのに」

作者: するがしぎ 出版社: 英和出版社 ジャンル: BL

不思議な体質に悩む寡黙な達観系×アナ開発中美人系の大人BL。あるきっかけで一度寝た2人が偶然再会し、攻めの体質の謎を調べるために共に時間を過ごすようになり、最終的にお互いのことが大事な存在となる、というストーリー。攻めの体質は、"目が合った相手が急に発情するが、行為後にその記憶が全くなくなる"という設定。割とトンデモ設定ですが、終始丁寧に話を展開していくのでとても読みやすかったです。

単行本一冊で終わる大体の作品は、導入→日常パート→2人への試練(嫉妬、すれ違いetc)→幸せEXしたりしなかったり、という流れが基本。ストーリーに大きな山があるイメージですが、今作は終始なだらかな登りで最後に頂上があるイメージ。間男も間女もいないしすれ違いもないので、心を穏やかにして純愛を楽しめる作品でした。普通に評価高いです。

 

最近当たりのBL引いてるので気分が良い。一般マンガは良い作品の見極めが難しいですね。2巻まで待った方が打ち切り作品買う羽目にならなくていいんですが、一度気になった作品は自分で読んで評価したいというのもあります。早く定住してそういうことを気にしなくなりたい。

それでは。