轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【25】今週のマンガ (~2024/01/19購入分)

こんにちは。キセキです。

年始は「超探偵事件簿レインコード」というゲームに勤しんでいました。「ダンガンロンパ」のチームの作品で、推理アドベンチャーとしてかなり面白かったです。ポケモンSVのDLC番外編も終わり、次のゲームはどうしようかなと考え中。FEエンゲージ2周目かポケモンソード(HOME図鑑埋め目的)あたりが候補です。

それでは、2024/01/19までに購入したマンガの紹介と感想です。

 

「沼すぎてもはや恋」4巻

作者: 空垣れいだ 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, コメディ

女子が苦手な狼谷くんと、過去に恋愛で失敗したオタク女子高生・桐野の少女漫画。前巻の最後で桐野に告白した狼谷くんが、攻め攻めの4巻。なんやかんやあって、自分の素直な気持ちを伝える決心をした桐野が返事をし、無事付き合いました。

ストーリーはしっかりラブコメしてるんでまあ良いんですけど、キャラクターの行動はやはりだいぶおかしいと思います。ほぼ両想いと確信しているにしても、付き合ってない女子を背後から抱きしめて、全部俺になればいいとか言ってますからね。しかも付き合って即自分の家だし、海行ったら深い方のキスしてるし。女子苦手設定どこいった?描きたいことを設定より優先してしまっているような印象です。

 

「カワイイなんて聞いてない!!」8巻

作者: 春藤なかば 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, 日常

カワイイ系男子が好きな女子高生・河原まどかが、年下のイケメン男子高生・志倉百喜と付き合う少女漫画。8巻は、まどかが百喜の両親や幼馴染の沙耶(男)と対面。どうなるかと思いきや、皆普通にいい人達でした。平和な世界すぎる。まどかの豪胆さやイケメン度合い、百喜の可愛さはどんどん加速していってます。求めているものを全部お出ししてくれる作品なので、とても気持ちよく読めます。本当に好きな作品です。

 

「末永くよろしくお願いします」10巻

作者: 池ジュン子 出版社: 白泉社 ジャンル: 恋愛, コメディ

残念系黒髪高校生お嬢様・輝と保護者面ツンデレ書道家・清水のラブコメ少女漫画。最近は同級生の柊が無自覚後方腕組み彼氏面の清水に勝負を挑んでおり、輝の知らぬところでバチバチに火花を散らしています。10巻は体育祭。清水の無自覚嫉妬や、柊の奮闘など見所も多かったです。個人的に絵が好みすぎてそれだけでも高評価してしまっている作品ですが、最近は展開も面白さを感じており、続きが待ち遠しい作品の一つです。

 

「あつまれ!ふしぎ研究部」18巻

作者: 安部真弘 出版社: 秋田書店 ジャンル: 日常, ギャグ

ふしぎ研究部を舞台としたハーレム系日常コメディ。主な登場人物は主人公の大祐と6,7人いるヒロイン。毎回メインとなるヒロインは代わりつつ、皆の日常風景という感じの作品です。サザエさん時空ですが、ヒロイン達の気持ちも少しずつ変わっているので、全く変わらない日常という訳ではないのが良いところ。18巻では、今までまともに手品ができていなかった千晶が遂に成功するなど、良い変化も多かった印象です。

 

エクソシストを堕とせない」7巻

作者: 有馬あるま (原作), フカヤマますく (作画) 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, ファンタジー

現世最強のエクソシストの少年と、少年を恋に堕とす役割を与えられた悪魔の少女・愛月イムリをメインとするバトル作品。7巻はアスモデウス戦が迫り嵐の前の静けさと言わんばかりの日常と、その裏で行われる女の戦い。光と闇を表現するのが上手く、悪魔だからこそのエグい描写は感嘆の一言。物語としては、まだ成長しきっていなかった少年の気持ちを強制的に芽吹かせることの罪深さを感じました。暴走し始めた少年をいかに止めるのか、少年に取り返しのつかない代償がないことを祈ります。

 

「ダンダダン」13巻

作者: 龍幸伸 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

不思議な力を手に入れた高校生たちが、都市伝説や宇宙人と戦うオカルティックバトルコメディ。13巻は前巻から引き続きVS宇宙人。追い詰められていた桃達でしたが、バモラの過去や星子の助言により起死回生の一手を打つ熱い展開です。オカルンも合流したことで、次巻からは全員揃った状態で戦えます。この戦いがどのような形で終わるのか期待です。ちなみに表紙にいる星子さんは特に出てきません。

 

「夜桜さんちの大作戦」21巻

作者: 権平ひつじ 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

スパイ一家と婿入りした太陽が、夜桜家を狙う敵と戦うバトルコメディ。現在は5年後編として、太陽と六美の子供が主役です。21巻では、5年後の二刃、四怨、嫌五や、あるふぁ達と同年代の子供スパイが登場。まあまあ楽しく読めました。はい。以上です。

 

根室くんは顔がいい」1巻

作者: 佐茂すけ 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, 日常

前髪で顔が隠れている地味系男子・根室純と、偶然根室くんの顔を見た快活系女子・鷹村千夏の日常ラブコメディ。友達になるところから始まり、徐々に恋愛感情に近づいていく形式です。実はこのタイプのラブコメ、あんまり持ってません。「くらいあの子としたいこと」くらいかもしれん。

メインとなる4人のキャラクターが比較的なじみやすく、読みやすい高校生日常マンガという印象。根室くんの顔は確かにいいですが、そこばかりゴリ押しするだけの作品ではありません。じゃあ面白いところはどこだ、と言われると困るのも事実ではありますが。ターゲット層はゆっくり進展するラブコメを見たい人、それ以外の人には高確率で "意味なし"の作品だと感じます。

 

アウトサイダーパラダイス」1巻

作者: 涼川りん 出版社: 双葉社 ジャンル: 日常, ギャグ

あそびあそばせ」の作者による5人の女子高校生達の青春日常譚。楽しげも悲しげも感じる日常から飛び出すシュールなギャグ、うっすら漂う不穏、そして百合の四段構えの作品です。1話冒頭をちょっと暗めの日常マンガかな、と思って読んでたら、とてつもない角度から剛速球が飛んできて腹が捩れるほど笑いました。いや、ちょっと予想はしてたんですよ。この作者なら多分"うんこ"だろうな、いやでも流石に安直すぎか、と思ってページを捲ったら、本当に"うんこ"だったので死ぬほど笑わされました。2話以降のギャグもセンスがすごい。一度味わうとドツボにはまるタイプの作品です。

 

「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」1-3巻

          

作者: 中村力斗 (原作), 野澤ゆき子 (作画) 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, コメディ

高校入学までに100回失恋した愛城恋太郎が、高校生となって運命の相手100人に出会い全員と幸せになるラブコメディ。買うのを迷っていたら16巻までいった上に、アニメ化までした作品。タイトルからしてぶっ飛んでますが、ヒロインは一人一人丁寧に出会っていくので、ダイジェストでもありません。作者曰く本当に100人出すらしいです。

内容はコメディ感が強い、順当なラブコメギャグ。メタネタも比較的多い印象です。3巻の時点で6人のヒロインが出てきており、恋太郎は6股してますが、恋太郎への不快感はほぼ皆無。誠実な人間は最強ということが分かります。世のハーレム系主人公は全員見習え。股を掛けるのは恋太郎にしか出来ない芸当だけれども。ヒロインは現時点で同級生が多いものの、6人目として1人目の彼女の母親が登場し、もう無敵感があります。

正直期待していた以上に面白かったので、今まで手を出してこなかったのを反省中。現時点の推しは静ちゃんです。ところで、3巻で6人だと100人出るまでに50巻続く計算。最後のヒロインが出るのは何年後か分かりませんが、最後まで追い続けたいです。

 

「警察3兄弟は不良少女に甘すぎる」3巻

作者: 藍澤さつき 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 恋愛, コメディ

不良少女のほむらが、警察官の長男、次男と警察志望の三男と同居するラブコメディ。長男、次男から漂う不穏が加速しつつある中、三男・空真が告白という大幅にリードをとる展開。もう空真で良くない?ほむらの母親との確執が解消したこともあり、今後の展開は兄弟の家族に関わる過去が大きな鍵となりそうです。結局最後は長男なんだろうけど、空真には兄がいない間に頑張って欲しいです。

 

「幼稚園WARS」7巻

作者: 千葉侑生 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, コメディ

世界で最も安全な幼稚園で働く、元犯罪者達のラブコメ+片手間バトル。戦闘は教諭陣が強すぎて安心して見ていられるので、過去回想やラブコメを楽しむ作品です。着々とラブコメの歩みを進めるリタとダグにいいね!と思いつつ、このマンガにしか許されない大胆なページ使いも忘れていない7巻でした。今回はなんとルーク先輩の少女マンガ論に6ページ使用。マンガで全く読まずにページを捲ったの初めてかもしれない。(後でちゃんと読みました。)ちなみに僕は早期両想い型の方が好きです。

 

「君は冥土様。」7巻

作者: しょたん 出版社: 小学館 ジャンル: バトル, コメディ

一人暮らしの高校生・横谷人好が、ある日彼のもとにやってきた元暗殺者のメイド・雪と共に暮らす、バトルあり、恋愛ありのコメディ作品。6巻から待ちに待って14ヶ月。ようやく続きが読めました。

何より画力が高く、キャラクターの可愛さやかっこよさは群を抜いているため、それだけで気に入っていた作品です。ラブコメ、バトル、日常の3要素もしっかり盛り込んでいるので、バリューは純粋に高め。コメディのノリや過去回想の長さなどはちょっと気になりますが、まあ誤差です。アニメ化もするらしいので、そちらも期待ですね。

 

「姫様"拷問"の時間です」13巻

作者: 春原ロビンソン (原作), ひらけい (作画) 出版社: 集英社 ジャンル: 日常, ギャグ

王女にして国王軍第三騎士団"騎士団長"の姫様が、魔王軍に囚われ数々の"拷問"を受けるお話。13巻も飯テロ多数。拷問官による"初手屈し"封じや姫様の鳥化など、今回もなかなかに面白かった。個人的には日常ギャグとして結構高めの評価ができる作品です。あと最近出番が少なかったエクスが、いつもより多めにツッコミ役していたので嬉しかったです。

 

からかい上手の高木さん」20巻 (完結)

作者: 山本崇一朗 出版社: 小学館 ジャンル: 恋愛, 日常

言わずと知れた中学生青春ラブコメ世の「○○さん系」の走りとも言われるラブコメ界の代表作も、いよいよ完結を迎えました。嬉しくもあり、残念でもあり。

素直になりきれない中学生男女の女子優位ラブコメとして不動の地位を確立した作品。最初期は時系列無視の日常という感じでしたが、あるところを境に話の前後関係が明確になり、周囲のキャラクターを活かした話も出始めました。そのあたりから高木さんの心情描写や西片の気持ちの変化にもスポットライトが当たり始め、ラブコメとしての立ち位置が明確になったと思います。最終回近辺はやや急展開のような気もしますが、ここまでの積み重ねがあったからこその最後だったと感じます。

大人になった二人の回や同級生キャラを活かした派生作品も勢いがあり、さらにはアニメ化、劇場版と順風満帆。実写もやるようですが、こちらはどうなることやら。とりあえず、山本崇一朗先生、良い作品をありがとうございました。

 

「十色くんは近づきたいからあきらめない」1巻

作者: はしこ 出版社: KADOKAWA ジャンル: コメディ, BL

高校3年の米田寿近と、米田に告白してきた2年生の小倉十色の高校生日常BLコメディ。作者が別作品のアンソロジーやパロディで結構良かったので、購入しました。基本的に無気力でさったと諦めるタイプの十色が、米田のことだけは諦めずに外堀を埋めに教室にやって来たり、米田の趣味のゲームに挑戦したり。それに対し米田も一度は断ったものの、突き放すほど冷徹にはなれずなんやかんや絆されていく感じのストーリーです。

全体的には悪くはないですが、十色の行動原理がイマイチ腑に落ちないのと、米田の態度の曖昧さはマイナス評価。周囲のキャラが二人にアドバイスや叱ってくれたりもするのでよさげな分、メインのキャラが足引っ張っているのは残念です。

 

「好きにさせてみせるから!3rd step」

作者: 衣田ぬぬ 出版社: KADOKAWA ジャンル: BL

嫉妬強めのワンコ系大学生×おっとり鈍感系社会人の、幼馴染BLのシリーズ3作目。1作目で付き合い始め、そこから恋人としてのステップアップをしていく形でストーリーは進んでおり、今作は周囲に関係を認めてもらうという段階のお話。絵柄とワンコ系の攻めが好きな作品。まだ子供の部分があり浅慮な行動をしてしまう攻めを、受けが大人の包容力で許してあげるところも悪くない。ちなみに、既に恋人のBLなので行為シーンは比較的多めです。

 

「アイドルは生意気な後輩に暴かれる!?」

作者: nonfood 出版社: メディアソフト ジャンル: BL

作者買い1冊目。執着気質な年下新人×黒歴史持ち人気アイドルのアイドルBL。人気アイドルグループのメンバー・ケイタ(受け)は生粋のドルオタで、高校時代は周囲から浮いていた黒歴史あり。そんな過去も忘れそうな頃、新規加入メンバーとしてやってきたソウマ(攻め)は、同じ高校出身でケイタの高校時代を知っていると告白し....。作者の作品が設定、展開、絵柄など基本好みで、今回も例に漏れず。雰囲気や展開にそこまで重さを感じさせないところ、キャラクターが前向きな性格なところとかが肌に合っている感覚です。今作は、実は受けのことが大好きな攻め、という要素もあってなおさら好みでした。

 

「愛おしいからもう一度」

作者: 新本浦子 出版社: リブレ ジャンル: BL

作者買い2冊目。告白しようとすると時間が巻き戻り、ループを繰り返す2人の大学生親友BL。ある時ループに巻き込まれていると気付いた愛之助(受け)が主人公。徐々にループの謎が解明されると同時に、親友の日部(攻め)の心情が露わになっていく見応えのある作品です。ここまで没入感のある作品は久しぶりと言えるほど、引き込まれるストーリーでした。愛之助の想いとは裏腹に、ループによって日部が抱えることになったあまりにも重い感情は特にね...。正直マンガというより小説を読んでいる感覚で、物語として素晴らしい作品だと思います。個人的には最後の描き下ろしにもやられました。

 

「つきあいたいカレシ」

作者: えむえむお 出版社: 新書館 ジャンル: BL

作者買い3冊目。不幸体質攻め×一途な受けの、公開告白から始まる高校生BL。最初は付き合うことに乗り気ではなかった戸張(攻め)が、佐伯(受け)の可愛さに惑わされて、段々と真剣に恋人関係に向き合っていくストーリーです。とにかく受けが可愛い。これに尽きる。そこら辺のラブコメのヒロインより圧倒的に可愛いです。前作もそうですが、こういう可愛いキャラを描くのが上手い作者だなと思います。

 

「かわいいはお好き?」

作者: あずみ京平 出版社: 幻冬舎コミックス ジャンル: BL

作者買い4冊目。かわいいもの好きな柔道部男子×さっぱりした性格のカワイイ系男子の高校生BL。かわいいキャラクターが好きなことを隠している柔道部の佐倉(攻め)が、別クラスのカワイイ系男子・木村(受け)に秘密を知られてしまう。しかし、木村は趣味を受け入れてくれて、いろんな所にも付き合ってくれるうちに、佐倉は段々と木村のことを意識し始めるようになり....。こちらも受けが可愛い作品。ですが、ちょっとこう作為的というか、キャラの性格にガバがあります。自分のことが好きだと言っている人間を二人きりの部屋にあげて、風呂から上がってパンイチは流石にちょっと....。セの布石として露骨がすぎる。前作もキャラの設定が少し危うかったので、この作者の作品はこういうもんかもしれません。

 

実は1/19が誕生日だったので、いつもより奮発して新作多めに買いました。長めの作品もいくつか完結したので、ちょうど入れ替える形。「100カノ」の他にも、前から目をつけていた作品は複数あるので増やしていきたいです。そろそろ引越の時期なので、増やすとしたら3月以降になりそうですが。

それでは。