轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【22】今週のマンガ (2023/12/8購入分)

こんにちは。キセキです。

この記事を書いている途中でポケモンSVのDLC後編が配信開始したので、先にDLCをやっちゃいました。SVのストーリーは評価していて、DLCも個人的には結構良かった。それはそれとして、トレーナー戦BGMがアレンジとして完璧すぎる。四天王の掘り下げとかがBWリメイクであると嬉しいね。

それでは、2023/12/8に購入したマンガの紹介と感想です。

 

「鵺の陰陽師」2巻

作者: 川江康太 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

幻妖・鵺と契約した主人公・学郎が陰陽師として成長していく学園バトルアクション。2巻は、2人目のヒロイン・藤乃代葉とのバトルや関係の変化がメイン。主人公の成長は勿論ですが、特に代葉の心の変化や心情を吐露するシーンは見応えがありました。主人公の成長譚としては、目標が分かりやすく次の展開への期待を持ちやすい、実に王道であり素直に面白い作品。キャラクターも魅力があって、非常にオススメの作品です。

 

「極楽街」3巻

作者: 佐乃夕斗 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

極楽街で解決屋を営むタオとアルマが異形"禍"と戦うアクションコメディ。3巻では、アルマが成長するきっかけとなる出来事が起こり、そのまま修行編。敵陣営も明らかになりました。アクションシーンの物足りなさは若干感じますが、画力の高さとキャラクターの魅力はやはりピカイチ。新キャラのけだるげ強おじ・劉とか、正直かなり好きです。まだまだ謎の部分も多いので、これからどのように展開していくのか期待です。

 

「怪獣8号」11巻

作者: 松本直也 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

怪獣から市民を守る組織・防衛隊の面々が、過去に類を見ない大怪獣と戦うアクション作品。11巻では、防衛隊の主力メンバーと大怪獣らの5番勝負。怪獣側がガッツリ対策してきており隊長級の面々が苦戦させられますが、戦いの中での成長や今まで越えられなかった壁をここ一番で乗り越えることで勝利を掴む激アツ展開でした。残りは第3部隊の亜白隊長と保科副隊長。2人の戦いも楽しみです。

 

「ダンダダン」12巻

作者: 龍幸伸 出版社: 集英社 ジャンル: バトル, コメディ

不思議な力を手に入れた高校生たちが、都市伝説や宇宙人と戦うオカルティックバトルコメディ。12巻では、本格的に宇宙人達との戦いが始まり、それぞれが修行の成果を発揮しながらも大苦戦。オカルンが星子にもらったアドバイスを活かせるのか、そして過去が明らかになったバモラと逆転の一手を打てるのか。目が離せない展開に次巻が待ち遠しい。相変わらず一癖も二癖もある作品ですが、ハマると抜け出せない面白さです。

 

「ウィッチウォッチ」14巻

作者: 篠原健太 出版社: 集英社 ジャンル: 日常, ギャグ

高校生の魔女・若月ニコと使い魔の男子4人が繰り広げる日常ギャグ時々ラブコメたまにバトル。14巻は、使い魔と黒魔女のガチバトル四番勝負。展開として面白いのは勿論ですが、それ以上に驚かされたのが怒濤の伏線回収。ここまでの話の全てが組み込まれてないか?と思うレベルで、あれもこれも回収されていきます。これができるのはやはり篠原健太という作家だからでしょう。改めて本当に面白い作品だと感じました。

 

「アオのハコ」4-6巻

作者: 三浦糀 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, ドラマ

高校生達の青春部活ラブコメディ。いち早く最新巻に追いつこうと頑張っています。内容自体は、それぞれのインターハイへの挑戦、雛の攻めの姿勢によるラブコメの進展に加えて、千夏の心情が少しずつ描かれ始め、非常に面白くなってきたところ。こんな良作なら、もっと早くに買うべきだったと反省しています。

 

「どうせ泣くなら恋がいい」3巻

作者: 日下あき 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, コメディ

学校が苦手だった橘穂高とクールな同級生・早坂湊のマイナスから始まる少女漫画。メインのテーマは自分の素直な気持ちに向き合いそれを表現することで、形態としては男→女→男の一方通行な片想いです。それぞれが中学時代に問題を抱えており、恋愛感情をきっかけにその時の気持ちに向き合って克服し進んでいきます。湊が沼。湊の本心はまだ一部しか見えていないので、彼がどういう気持ちを抱えているのかが見えてくるたびに、ずるい男だなあと思わされます。

 

「朝日向先生は秘密の診察をしているらしい」2巻

作者: カワグチ 出版社: 小学館 ジャンル: 恋愛, コメディ

中学時代の初恋同士だった2人が、泌尿器科の女医と患者として再会するラブコメ2巻では、お互いが相手を覚えていない風を装っていたのがバレたものの、2人とも自分の片想いは秘密にしたまま話が進んでいきます。作品の内容とは関係ないですが、自分だったら知り合いの医者にはあまりかかりたくないですね。話はしやすいんだろうけど、プライベートを知られたくない気持ちのが勝ちそう。作品自体は、面白いけど話の進み方は拙速という印象で、2巻の最後には急展開を迎えるので次巻で終わると予想。そうでなければEDに関する知識を学べそうなので別の意味で面白くなると思いますが、現時点であまり医療要素ガッツリみたいな作品ではないため期待薄です。

 

「みょーちゃん先生はかく語りき」3巻

作者: 鹿成トクサク (原作), 無敵ソーダ (漫画) 出版社: 講談社 ジャンル: 日常, ギャグ

ポンコツ巨乳美人保健医みょーちゃんと高校生や同僚による、ちょいエロ日常ギャグ。みょーちゃんこと、みよかは人妻の割に思春期から足を洗え切れていないので、座薬を入れるために身をもってアドバイスをしたり、性交目前の高校生の気持ちを代弁しようとして的外れだったりと空回っています。会話の品を犠牲に描写の品を保っている作品ではありますが、ギャグのセンス自体は高いと思います。

 

「拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます」1巻

作者: 紬いろと 出版社: KADOKAWA ジャンル: ファンタジー, 恋愛

才があり自由を欲する子爵令嬢が、結婚から8年間一度も顔を合わせたり話をしたことのない軍人の旦那に離縁状をたたきつけるが、旦那は"1ヶ月で妊娠しなかったら離婚に応じる"という条件を提示してきて...。ファンタジー世界観の恋愛作品。SNSの無限広告に屈して購入しました。原作は小説で、舞台はいわゆるナーロッパ(なろう系がよく使うゲーム的中世ヨーロッパ世界観のこと)。閨のシーンが一応あります。キャラクターは行動原理に比較的芯が通っており、特に領主である義父を"嫌な奴だけど人間としてはまともなキャラ"として描けているところは評価点。未熟な作品だと、嫌悪感のあるキャラは成敗してそれ以降出番なしとか、原型が留まらないほど不自然に改心するとかでまともに扱えていないことが多いのでね。それはそれとして、個人的にこういう作品を買う理由はいちゃラブが見たいからなので、さっさと両想いになれと思っています。

 

ジャンプのマンガはレベルが高いと最近改めて思わされます。もうちょっと色々手を出してもいいかも。年末に2023年に読んだ作品のまとめ記事も書く予定なので、そちらも興味あれば是非。もう2週間しかないのでなんとか今年中に出せるよう頑張ります。

それでは。