轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【15】今週のマンガ (2023/9/10購入分:後半)

こんにちは。キセキです。

前回の続きで、名古屋で2023/09/10に購入したマンガの紹介と感想の後半戦です。

買いたいなと思ったけど、諸事情により見送っていた作品たちがメイン。

(後半は上段と下段の右側4作品)

 

「みょーちゃん先生はかく語りき」1-2巻

作者: 鹿成トクサク (原作), 無敵ソーダ (漫画) 出版社: 講談社 ジャンル: コメディ, 日常

生徒に人気な高校の養護教諭・笹舟みよか (26) が、思春期の生徒達の相談に応えていく保健室コメディ。思春期の生徒達を盾にしていますが、だいぶ品は無い作品であることはご承知おきを。みよかは先生としてはまともですが、変な方向に空回ったり、生徒に振り回されたり、自分の欲に負けたりと人間としてはかなり面白いキャラクターとなっています。ちなみにみよか本人は新婚なので、「よわよわ先生」とは違いラブコメではないです。

巨乳で美人の保健室の先生がメインの作品だと、「先生で○○しちゃいけません!」があります。方向性はだいぶ異なりそうなので、こちらもそのうち読みたいです。

こちらの方がコメディ感は薄そう。

「メスガキのいる喫茶店」1-3巻

   

作者: MIGCHIP 出版社: 富士見書房 ジャンル: コメディ, 日常

メスガキ(を演じるキャストたち)がいる喫茶店「メスガキヤ」を舞台にしたメスガキ日常コメディ。登場するメスガキの大半はあくまでサービスメスガキなので、メスガキ度合いとしては常識の範囲内であり、気持ちよく負けられるメスガキです。他のメスガキ作品との違いとしては、メスガキではない普段の姿が見られる点や、負ける側の男性(女性もいる)陣もキャラクターとしてしっかり描かれている点あたり。メスガキを理解らせたいというより、メスガキに負けたい人にオススメの作品です。

最近のメスガキ作品。左は理解らせたい人、右は理解らされたい人向け。

「カナン様はあくまでチョロい」1-4巻

作者: nonco 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, コメディ

女子高生に扮する悪魔・カナンが、魂を喰うために呼び出した後輩・供犠羊司に流されて付き合い始めるラブコメ作者noncoの前作「ようかい居酒屋 のんべれケ。」を読んでおり、絵が滅茶苦茶に上手いけどギャグが過剰で変態を大量に出してくる、という作風なのは知っていたので、ちょっとペンディングしてました。本作も例に漏れず、という感じでしたが、ラブコメは割とまともにやっているので、前作よりは読みやすい印象。高度な変態はたくさん登場するので、耐性ない人にはオススメしづらいです。

作者の前作。変態登場率はこちらの方が高い。

「黒崎さんの一途な愛がとまらない」1-4巻

作者: 岡田ピコ 出版社: フレックスコミックス ジャンル: 恋愛, コメディ

父と弟2人と暮らしながら母が遺した弁当屋を手伝っている女子高生・白瀬小春が、常連だけどあまり話したことのない男性に10億円でプロポーズされ...!?普通の高校生と人気小説家・黒崎絢人の知人から始まるラブコメ。典型的な "イケメンだから許される" 少女漫画風作品です。黒崎さんは環境的にまともな人間関係を構築できなかったタイプですが、それにても小春との距離感がおかしすぎて、冷静に振り返ると本当にイケメンだから許容されているだけだな、と思います。あと、こういう作品に出てきがちな間男役のイケメン弟と間女役の美女も完備。良くも悪くもステレオタイプな作品でした。

 

「スタジオカバナ」1-5巻

作者: 馬あぐり 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, ドラマ

クラスの問題児・日下優助に対する連絡係を担わされている女子高生・牧ゆかりは、ひょんなことから日下がバンドのボーカルをやっていることを知ってしまい...。学校とバンドを舞台としたビターな恋愛ドラマ作品です。爽やかな作品かと思ったら、一筋縄ではいかない恋愛が展開されます。基本的には牧さんと関わっていく中で日下君が成長していく物語ですが、日下君の抱える人間関係は純粋ではないものも含まれており、これにどのようにけりをつけるかが焦点の一つです。重めの展開を一気に駆け抜けたい人には、5巻までまとめて読むことをオススメします。

 

「不機嫌イトコがかわい過ぎて仕方ない side直樹」2巻

(表紙はセンシティブなため最後にあります)

作者: 高比良りと 出版社: 英和出版社 ジャンル: エロ, BL

溺愛系Sリーマン×ツンデレ男子高校生のイトコBLの続編。攻めが主人公の一作目「不機嫌イトコがかわい過ぎて仕方ない 」と、受け視点がメインの「side直樹」があり、本作は後者の続きで実質3作目。作中の別カップルの作品もあるのでシリーズとしては4作目です。ここまで出ている作品は珍しいので、結構人気作品だと思います。ツンデレ受けのレベルの高さは今まで購入した作品の中でも随一です。あざとすぎ。

 

「恋の仕方がわからない」1巻 (完結)

作者: まちお郁 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, BL

束縛しないという条件で来るもの拒まずな関係を繰り返していた逢見は、後輩男子の楓真波人に告白され付き合うことに。恋人となった楓は逢見に何も求めず、逢見も気楽な関係だと思っていたが、セフレとキスしているところを見ても楓の態度が変わらなかったことで、逢見は逆に意識して調子が狂い始めてしまい...。ヤリチン恋愛初心者が初恋に気付くBL。こんな切り口があったかと、感心させられた一作です。あまりにも意識されない攻めがモヤってるシチュエーションは結構好き、だと分かったのが収穫です。

 

「青と碧」1巻 (完結)

作者: ろじ 出版社: プランタン出版 ジャンル: 恋愛, BL

同棲している2人、世話焼きな山村碧と赤ちゃんみたいに素直な葉山青が、高校で出会ってから、付き合って同棲に至るまでの過程を描いたBL作品。ストーリーは、自身が同性愛者であることに向き合いきれない碧と、言葉にはしないものの健気に碧のことを想い続ける青の2人をメインに進みます。個人的には純粋に評価が高くオススメの作品。エロもないので、心情を軸に置いた恋愛作品としてBLに関係なく楽しめると思います。

 

「宵闇シュガーキャット」1巻 (完結)

(表紙はセンシティブなため最後にあります)

作者: 八重咲らい 出版社: 竹書房 ジャンル: エロ, BL

女性不信のイケメンリーマン×ダウナー系年下家政夫のBL。優しい攻めと人懐っこい受けの作品で、エッチな描写多め。上の2作品とは異なり、身体の関係から始まる系統のBLですが、この系統の作品としては絵の上手さ、H描写の質の高さが上位に入ると思います。男の乳首を過大評価している節がある気がしますが、まあそれはそれとして。最近は良いBLによく巡りあえているので、結構気分が良いです。

 

今回紹介した作品はもう先々週のやつですが、先週は仙台で買ったのでそちらの紹介も溜まっています。ゲームもしたいので時間が足りない。そろそろP4Gやらないとね。

それでは。