轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

完結済みマンガの感想で注目すること

こんにちは。キセキです。

 

これから完結済みのマンガの感想を書くにあたって、どこに注目するかを予め決めておいた方が話が分かりやすいと思いました。そこで全ての作品で共通の注目点をいくつかピックアップし、それを基に書いていく方針をとることにします。

注目点は次の5つです。

・舞台設定

・ストーリー

・キャラクター

・独自性

・絵柄

 

それぞれについて、詳しく述べていきます。

1. 舞台設定

舞台設定は作品を理解する上でも大事です。

現代か、過去か、未来か。日本か、別の国か、ファンタジー世界か。

設定が作り込まれていない場合、「それはずるだろ」みたいな設定が後付けで来て作品への信頼性が損なわれてしまいます。

舞台設定の項目では、世界観設定の合理性について見ていきたいと思います。ただし、毎朝起こしに来てくれる幼馴染だとかオタクに理解があるギャルは存在するものとします。(ラブコメの設定の合理性には目を瞑るしかないときもある)

 

2. ストーリー

ストーリー性は作品のジャンルによってその立ち位置が大きく変わります。

バトルや部活動などのキャラクターの成長が主題になっている作品では、ストーリーの面白さが作品の根幹にも関わっています。一方で、いわゆる日常系では大局的な時間は進んでいくがストーリーはほぼないものが大半です。(ここで言うストーリーは作品全体の流れのことを指します。)

これらの違いは作品のゴールが明確に設定されているかです。

例えば「鋼の錬金術師」であればエドとアルの2人が身体を取り戻すことがゴールだし、「暗殺教室」であれば殺せんせーを殺して卒業することがゴールです。作品の終わりが明確なので、読み手もそこに向かって物語が進んでいくことを無意識のうちに理解し、個別のエピソード以上に全体の流れが進んでいくことが作品の面白さにつながります。

一方で、「ドラえもん」や「からかい上手の高木さん」などはゴールが曖昧です。「高木さん」であれば西片君と高木さんが付き合うことがゴールかもしれませんが、作品内で明言されているわけでもないのでよく分かりません。このような作品では個別エピソードの面白さがそのまま作品の面白さになります。

あとは終わり方です。ゴールが明確な作品はそれが達成されたかどうかを描けば最低限納得はできますが、ゴールが明確でない作品は読み手に納得させる終わり方をするのがなかなか難しいと感じます。勿論ゴールが明確だと思っていた作品でも、作者と読み手の間に認識の齟齬があるとこれはこれで問題がありますが。

したがって、ストーリーの項目では、作品のゴールに向けた流れ個別エピソード終わり方の3つについて見ていきたいと思います。

 

3. キャラクター

キャラクターは作品の印象を決める上で大きな鍵になります。

登場人物 (人に限りませんが) はそれぞれ違った性格、考え方、行動、特性を持ちます。例えば悪役一つとっても、

 ・(主人公サイドにとって) 理不尽な思考、行動をするがカリスマ性のある悪役

 ・立場や境遇が少し違っただけの感情移入を促してくる悪役

 ・ギャグみたいなやられかたばかりする面白い悪役

など千差万別です。

それは作品を構成する必要な要素になっていることが多いです。したがって、意味も無くただ不快なキャラクターは、作品にも悪い影響を及ぼすと感じます。

キャラクターの項目では、主人公やレギュラーキャラクターの印象自分が好き (もしくはあまり好きではない) キャラクターについて見ていきたいと思います。

 

4. 独自性

同じ作品を見せられても面白くはありません。上の3つの項目で独自性がある場合もあるし、それ以外の部分に独自性がある場合もあると思います。

独自性の項目では、似たような作品があるかあるならそれらとはどう違うかについて見ていきたいと思います。

 

5.  絵柄

絵柄は単純に好みの話なので、作品を評価する上ではあまり望ましくない項目ですが、別に評価をするわけではないので一応入れました。

ちなみに、私は「ジョジョの奇妙な冒険」や「鬼滅の刃」の絵柄は苦手です。

また私自身は絵が下手なので、作者様方の絵に対して上手下手を言うのはおこがましいとも思っています。一応言いますけどね。

 

その他、書き加えたいことがあれば適宜追加するつもりですが、大まかには上の5項目に注目して感想を書いていきます。文量は1500字位を目安にする予定です。

 

それでは。