轍鮒之急

マンガ、アニメ、映画、ゲームの感想書き散らし

【4】今週のマンガ(2023/05/21購入分)

こんにちは。キセキです。

 

前に住んでいた場所はほぼ一店舗に買いたいマンガが揃っていましたが、最近引っ越したので今週は書店巡りをして各店舗の品揃えを調べました。おかげで遠くまで自転車を漕いだりしているので、前よりだいぶ健康的になっている気がします。やはり現物を見ないと新作には出逢えないので。

 

それでは、2023/05/21に購入したマンガの紹介と感想です。

 

「甘神さんちの縁結び」10巻 

作者: 内藤マーシー 出版社: 講談社 ジャンル: 恋愛, コメディ

京大医学部志望の高3男子が3姉妹のいる神社に居候するラブコメ設定が不可解なのと絵が適度に下手な部分はあまり好きじゃないですが、主人公が案外俗っぽいのとヒロインが可愛い部分で相殺できています。推しは三女の朝姫。10巻は9巻に登場した主人公の幼馴染の話の続きでした。この幼馴染は9巻で急に出てきた(と思う)ので割と本気で好きではないですが、まあ落ち着くところに落ち着いたので許容という感じ。ぽっと出キャラの即退場は、キャラの使い捨て感が強くてちょっと苦手です。

 

「白聖女と黒牧師」12巻

作者: 和武はざの 出版社: 講談社 ジャンル: 日常, 恋愛

天然な牧師とその家に居候している天然な聖女のゆるふわ日常系ラブコメブコメとしては1, 2巻前ぐらいで進展がありましたが、進度は亀です。そういう作品だと割り切っていますが、割り切れているのは絵が強いおかげかもしれません。

最新巻ではセシリアとローレンスの出会いが明らかになりました。が、正直ストーリーすら求めていないとも感じ始めました。ゆるふわ日常なんてそんなもんでしょう。アニメ化するそうですよ。

 

「虚構推理」19巻

作者: 城平京 (原作), 片瀬茶柴 (漫画) 出版社: 講談社 ジャンル: 推理, コメディ

アニメ化もされた本格推理コメディ。といっても読者が推理するというよりは、実際の解が分かっている事件に対して、いかに"虚構"を上手く使って説明するかという作品。実際の解に"妖怪や幽霊"が関わっているため、一般人にそれを言っても納得されないので、嘘を使って現実的な解を用意しなければいけない訳です。一見難しそうですが、毎話明快かつ面白い解を見せてくれます。推理小説が好きな人には結構オススメ。

18巻まで長編だったので、19巻はオムニバスでした。各話ごと違った切り口の様々な事件を見ることになります。事件じゃないのもありますが。コメディとしての面白さも十分にあります。

 

「甘えさせて雛森さん!」3巻 (完結)

作者: tsuke 出版社: 一迅社 ジャンル: コメディ, 百合

憧れていた先輩を甘やかしてよしよしするハメになる後輩の百合コメディ。完結巻となった3巻でも甘やかしまくっています。キャラデザインとかストーリー展開が特に秀でている作品という訳ではないですが、こういう心と頭に負担がない作品は定期的に摂取したい。詳しい感想はそのうち書く予定です。

 

「平良深姉妹はどっちもヤんでる」1巻

作者: 金子ある 出版社: 一迅社 ジャンル: コメディ, 百合

承認欲求全開のメンヘラ2X歳姉と、売れっ子アイドルのヤンデレ19歳妹の姉妹百合。キャラデザインは童顔低身長姉、黒長髪高身長妹で割と好みです。ただ、20後半の人間が承認欲求を満たすためだけにメイド喫茶で足掻いている姿を見るの、あまりにも辛すぎる。あと妹は普通に怖い。年下が年上を甘やかす、という点で言うと上の「雛森さん」と同じです。平和度が全然違う気がしますが。

 

「はぐれ人魚のディアナ」1巻

作者: すあま 出版社: 小学館 ジャンル: 恋愛, ギャグ

足を持つ人魚のディアナと人間の王子のラブコメ二人とも(というか登場人物が全体的に)ちょっとおバカなギャグ作品です。ギャグ作品を改めて読むと、ツッコミの台詞回しやテンポ感は大事だなと感じます。この作品ではツッコミのテンションがずっと高かったので、結構疲れました。一方でラブコメとしては若干不穏要素があり、急な温度差を感じました。ギャグラブコメはテンションが高いまま突き抜けても良いと思います。

 

「警察3兄弟は不良少女に甘すぎる」1巻

作者: 藍澤さつき 出版社: スクエア・エニックス ジャンル: 恋愛, コメディ

不良JKが警察官の長男、刑事の次男、警察志望の三男の家に引き取られて、一緒に生活するラブコメ。話の内容や進み方は、少女マンガ的な部分を多く感じました。絵柄もどちらかというと女性向け。キャラ造形は長男と次男が結構好き。まだラブコメとしての実力は不明ですが、最終形は長男と三男で主人公を巡って争う展開になりそうかなと予想しています。だいぶ前に出ていた作品なので近々2巻が出るようです。

 

「幼稚園WARS」1~3巻

作者: 千葉侑生 出版社: 集英社 ジャンル: 恋愛, コメディ

前から気になっていたジャンプ+の作品。イケメン好きの最強暗殺者が減刑と引き替えに一年間幼稚園教諭をする話。ジャンルとしてバトルと恋愛のどちらの要素が強いか比較してみると、恋愛に軍配が上がったので、この作品はラブコメです。というかバトル描写自体はそこまで力を入れていない気がする。絵柄は省エネタイプですが、3巻は頑張ったんだろうなと感じるページあり。また、見開きの使い方が大胆で驚きました。太く短く連載してくれる作品として期待大です。

 

「好きって言ったのお前だろうが!」2巻

作者: 梅田みそ 出版社: リブレ ジャンル: 恋愛, BL

情緒ゼロ攻め×ツンデレ俳優受けのBL。実は、1巻はBLの中でトップクラスに好きな作品。正直続きが出るとは思っていなかったので、とても嬉しいです。2巻は欲しかったものが入っていたので満足しています。ツンデレクソチョロ細身受けは最高。

1巻は商業BLの入り口としてオススメな作品です。作中は行為の描写もほぼないので安心してください。「好きって言ったのお前だろうが!」よろしくお願いします。

 

「先輩、断じて恋では!Brush up」2巻

作者: 晴川シンタ 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, BL

CG製作会社の先輩×後輩のBL。ドラマ化もしており、界隈では人気のある作品。作品としては「先輩、断じて恋では!」、「先輩、断じて恋では!Brush up」に続く実質3巻です。無印で憧れの先輩が恋人になるので、「Brush up」では後輩の金田が感情と先輩に振り回されながら成長していく展開がメインです。BLの続刊は欲しいものが描かれる率が高いので、安心して読めます。まあ短髪受け自体はあまり好きじゃないんですが。

 

「ひみつの朝にはキスの雨」上・下巻

作者: 野花さおり 出版社: KADOKAWA ジャンル: 恋愛, BL

自由奔放な人気モデル×天然真面目な俳優のBL。作者の野花さおりは結構BL作品を出している方で、絵が好きなのでそれなりに作者買いもしています。が、強く印象に残っている作品はあまりありません。今作は先に身体の関係があってから恋愛感情に気づくタイプのやつ。それも基本はキスなので、割とソフトな作品だと思います。例に漏れず、ストーリーは可も無く不可も無くと感じてしまいました。悪いところは見当たらないし、雰囲気も嫌いじゃないんですけどね。

 

最後に連載予想です。

「甘神さんちの縁結び」15巻完結

「白聖女と黒牧師」18巻完結

「虚構推理」∞巻

「平良深姉妹はどっちもヤんでる」2巻完結

「はぐれ人魚のディアナ」3巻完結

「警察3兄弟は不良少女に甘すぎる」4巻完結

「幼稚園WARS」7巻完結

 

BL作品は完結したのか連載中なのかが単行本だと判別できない(基本的に一冊ごとにストーリーが区切られる)ので、ここには含めていません。「虚構推理」はできる限り続いて欲しい。

それでは。